これからの日本では少子高齢化が顕著になってきますので、介護職は人手がまだまだ足りていない状況にあります。現在でも売り手市場となっていますが、その反面、過酷な労働環境や低賃金などの問題も抱えている業界でもあります。
そんな介護福祉士としての転職をミスマッチすることなく成功させるには、転職エージェントの活用が欠かせません。かいご畑などは介護職に特化した転職エージェントなので、専門知識や業界の動向などをこまめにチェックしながら転職活動が行えます。時間のない働きながらの転職活動にもおすすめです。
サービス名 | 料金 | 転職エリア | オススメ度数 | 詳細 | |
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かいご畑 | 無料 | 全国 | ☆☆☆☆☆ | 詳細 |
【当サイトがお勧めするポイント】 かいご畑は介護職の就職を支援するサービスです。厚生労働大臣の認可を得ており、信頼できる環境でサービスを利用できる点も魅力となっています。介護福祉士の求人も数多く揃えており、全国各地の求人を幅広く入手していくことができます。しかもコーディネーターによる求人の紹介、資格取得の支援制度なども用意されており、働きながら転職活動をしたい、または新たに介護関連の資格を取得したいという方にもピッタリです。ホームページでは介護職に役立つコラムも充実しています。 | |||||
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クリックジョブ介護 | 無料 | 全国 | ☆☆☆☆☆ | 詳細 |
【当サイトがお勧めするポイント】 クリックジョブ介護は利用者の満足度が非常に高いことで知られる転職エージェントです。介護福祉士をはじめ広く介護職の就職・転職サポートを行っており、求人探しはもちろん、担当者による詳細な情報提供、面接対策などのノウハウのアドバイスなども利用できます。しかも面接を行う際には1件につき交通費として1000円が支給されるというメリットも。何かとお金がかかる転職活動の負担を減らすのにも役立つでしょう。もちろんサービスの利用は無料です。 | |||||
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介護ワーカー | 無料 | 全国 | ☆☆☆☆☆ | 詳細 |
【当サイトがお勧めするポイント】 介護ワーカーは介護福祉士をはじめとした介護職の転職を幅広くサポートするサービスを提供しています。最大の魅力はコンサルタントによるサポートが充実している点で、まず面接を行ったうえで希望や条件を確認したうえで最適な求人を探してくれます。求人も医療機関、介護施設、一般企業、さらに有名病院や大手企業など幅広い範囲から求人を見つけるチャンスがあります。介護ワーカーもおすすめです。 | |||||
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介護エイド | 無料 | 全国 | ☆☆☆☆☆ | 詳細 |
【当サイトがお勧めするポイント】 介護エイドでは介護福祉士をはじめとした介護職が人間関係の悩みがない職場への転職を目指す方に充実したサポートを提供しています。介護・医療から幅広く求人を扱っているのはもちろん、その中でとくに人間関係のよい職場を厳選して紹介しています。この点はなかなか求人情報だけではチェックできないだけに大きな魅力です。現場からの口コミ情報はもちろん、独自ルートから得た情報を専任コーディネーターが教えてくれるので本当に働きやすい職場を厳選して選んでいくことができるでしょう。。 | |||||
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MC介護のお仕事 | 無料 | 全国 | ☆☆☆☆☆ | 詳細 |
【当サイトがお勧めするポイント】 MC介護のお仕事は株式会社メディカル・コンシェネジュによって運営されている介護職専門の求人情報サイトです。もともとこの会社は医療・介護に特化したサービスを提供していることで知られ、その分介護の現場や動向を反映した求人や情報を入手しやすくなっています。職探しでは経験豊富な専任コンサルタントからのサポートを受けられますし、介護福祉士の派遣での業務でも有給休暇や健康診断といった福利厚生を利用できる点も魅力です。 |
介護職の転職は簡単だとよく言われます。人手不足が慢性化している業界なので人材は売り手市場、応募すればたちまち採用、なんてところも少なくないと。まして国家資格を取得している介護福祉士ともなれば引く手もあまた、転職先に悩むことなくいろいろなところから選んでいくことができるはず、というイメージが強いのです。しかし実際のところ介護福祉士は楽に転職できるのか、求人探しは簡単か、となると話はまったく別です。
確かに求人を見つけやすいかどうかで考えれば簡単でしょう。求人サイトに登録してちょっと検索すればたちまちたくさんの求人を見つけ出すことができます。転職しやすいかといわれれば確かにその通りで、よく言われるように応募すればすぐに採用、といった施設もあります。しかしどうしてそうした状況になっているのかをよく見ていかないと本当の意味で介護福祉士の求人探しが簡単なのかどうかが見えてきません。
どうして求人が多いのか、すぐに採用する職場が多いのか。それは慢性的な人手不足が大きな原因です。そしてどうして人手不足なのかとなると厳しい就業環境で離職率が高い点が大きな理由として潜んでいます。つまり、すぐに辞めてしまう人材が多いので施設としては年中を求人を出さなければならない、また応募があったらすぐに採用しないと人手が足りないといった事情を抱えているのです。ですから、そうした施設に安易に応募して採用された場合、厳しい就業環境に晒されてしまう可能性があるわけです。その結果長く働き続けることができずにすぐに離職、というパターン。転職が簡単といわれる背景には離職しやすいという不安定な就業環境があるのです。
ですから就職・転職の際にはあくまでよい求人を探していくことが第一です。量よりも質というわけですが、自分の希望に合った条件で求人をピックアップしていこうとするとたちまち選択肢が限られてしまうことも少なくありません。しかもみんな同じことを考えているのでよい求人が出た場合にはたちまち多くの応募が集まって競争になります。また応募が多いとすぐに募集が締め切られてしまうため、ちょっと目を離しているとチャンスを逃してしまうこともしばしば。こうしてみても介護福祉士の求人探しは簡単どころか、じつは非常に大変な面があるのです。
ですから日ごろから情報収集をしっかり行うこと、たくさんある求人から本当によい求人を絞り込んでいく選球眼を持つこと、よい求人が見つかったらすぐに応募する、疑問点があれば積極的に問い合わせるなどチャンスを逃さないことなどが求められます。こうしてみても介護福祉士の転職はなかなか大変なのです。
介護職は人手不足の状況が続いているといわれています。そのため売り手市場なので転職しやすいとされる一方、どこも人手が足りないので激務になりやすい、また人件費の問題で収入面に不安を抱えやすいといった問題も指摘されています。この点は介護福祉士に関しても同様です。
この介護の現場の人手不足に関しては担い手に対してサービスの需要の増加が追いついていないというのがおもな原因です。求人が多く、介護職になる人は確実に増えている一方、介護サービスを必要としている人の数がそれ以上に増加しているので追いついていない状況なのです。
この点を具体的な数字で見てみましょう。2000年の段階で要介護認定を受けた人の数は218万人に対して介護職員数は54.9万人でした。それが2005年になると要介護認定が387万人に対して介護職員が96.4万人、2013年には要介護認定が564万人に対して介護職員数が170.8万人となっています。要介護認定の増加に対して介護職員数も着実に増えている一方、加速度を増して植えている介護の需要に追いついていない状況なのです。厚生労働省の見解では2025年に要介護・要支援認定者が755万人にまで達すると考えられており、それに対して介護サービスを提供するためには249万人の介護職員が必要とされています。この状況を見ても人手不足を解消するのはそう簡単なことではないといえます。
実際に介護職の求人倍率に関してはここ10数年の間にいろいろな動きが見られています。2004年のデータで全業種の有効求人倍率が0.83倍だったのに対して介護職では1.10倍。やはり介護職の方が高くなっていますが、その後その格差がどんどん広がり、2007年には有効求人倍率が1.04倍に対して介護職が2.00倍、さらに翌年2008年には有効求人倍率が0.88倍なのに対して介護職は2.31倍にまで上昇しました。しかしこれが格差の両者の格差のピークとなっており、その後は介護職の求人倍率は減少に展示、ここ数年は1.6〜1.8倍くらいで横ばいの状態となっています。それでも全業種の0.8〜1.0倍に比べると以前高い状態となっており、この差が埋まることは現時点では考えづらいと考えられています。
この求人倍率の問題は単に介護福祉士をはじめとした介護職が不足していることを意味しているわけではなく、介護職の就業環境の問題も深くかかわっています。人手不足のよる激務、将来の昇給があまり期待できないことへの不安から離職してしまう介護職が多く、それが不安定な人手の状況をもたらしてしまっているのです。